玄関ドアに補助錠を付ける

鍵穴にカギを挿したまま折れたんですけど

私の昔からの友だちには一人、相当「おっちょこちょい」な性格の人がいます。小学校のころから、家が近所同士ということでよく一緒に遊んで仲も良いのですが、私は未だにその子の「おっちょこちょい」=「ちょっと不注意な部分」には慣れることが出来ません。
小学校のころは頻繁に授業で使う体操服などを忘れてきて、私服のまま体育をしたりしていましたし、中学の時は何とカバンごと学校から持ち帰るのを失念し、夜の8時頃に私が付き合って取りに行ったことがあります。

他にもこの子に関するこういう話は色々とストックがあるのですが、極めつけは高校生のころに自宅のカギを壊してしまったことでしょう。

あの日、半泣き状態のその友人から急に電話が入り、「お願いだからすぐにウチまで来てくれない?」と泣きつかれた私。何事かとあわててその子の自宅まで行くと、何と玄関のドアノブに折れたカギが刺さり、抜けなくなっていたのです。
呆然としているその友だちに話を聞くと、「なんかね、鍵穴にカギを挿したまま折れたんですけど、どうしましょう?」と何故か丁寧口調で状況説明されてしまいました。

結局、その場は近所のカギ屋さんに頼みこんで来てもらい、何とか事なきを得ましたが、本当にこの昔からの友人は注意が足りないことが多く、私はそれに振り回されて生活してきたのです。

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